最近、私のMacBook Proで画面がピンク色になり、突然再起動するという問題が発生しました。この記事では、その原因究明と試した解決策について記録します。
症状
- 使用中に突然画面がピンク色になる
- その後、システムがクラッシュし再起動する
- OSの再インストールが完了しない
- USBからのOSインストールも失敗する
原因の推測
当初、以下の二つの可能性を考えました。
- メモリの故障: カーネルパニックが頻繁に発生していたため、メモリ関連の問題が疑われました。
- モニターの不具合: 画面表示に問題があるため、ディスプレイ自体の故障も考えられました。
トラブルシューティングの過程
1. Apple Diagnosticsの実行
まず、Apple公式のハードウェア診断ツール「Apple Diagnostics」を実行しました。
- 1回目:
VFD001というエラーが表示されました。これはディスプレイ関連のエラーコードのようです。 - 2回目: なぜか「問題は検出されませんでした」という結果に。この時、一度ケーブルを抜き差ししたら画面の表示が正常に戻りました。
- 3回目: OSをアップグレードしたところ、診断ツールの仕様が変わっており、メモリ故障の項目にチェックが入っていました。
これにより、メモリ故障の可能性が非常に高いと判断しました。
2. OSの再インストール
ハードウェアの問題が疑われるものの、ソフトウェア的な要因を排除するためにOSの再インストールを試みました。
- リカバリーモードからの再インストール: macOS Sequoiaの再インストールを試みましたが、約50分経過したところで毎回
PKDownloadErrorエラー8というエラーで失敗しました。 - USBブートでのインストール: 起動可能なUSBインストーラーを作成して試しましたが、「インストーラが壊れている」というエラーで進めませんでした。
3. メモリテストツール
Rember というサードパーティ製のメモリテストツールも試そうとしましたが、残念ながら私の環境ではうまく動作しませんでした。
結論と今後の対応
様々な切り分けを行った結果、根本的な原因はメモリの物理的な故障であると結論付けました。
ソフトウェア的な対応では解決が難しく、修理には高額な費用がかかることが予想されます。
残念ながら、今回は修理を諦め、新しいMacを購入することにしました。このMacは売却を予定しています。